平安郷について-世界救世教いづのめ教団

平安時代の面影残す土地

平安郷は、京都市の中でも、特に平安時代の面影を今に残しているといわれている嵯峨野にあります。このあたりは、京都府から「歴史的風土保存特別地区」に指定されていて、美観とともに歴史的風情が保たれているところです。それだけに、京都特有の柔らかな山並みの麓、古来観月の名所として大宮人が歌にうたったという広沢池、嵐山を臨むこの一帯の地域は、複合的に醸し出す穏やかな雰囲気が今も大切に守られているのです。

教祖・岡田茂吉のご慧眼から入手へ

教祖・岡田茂吉は、昭和26年から29年の間に、全部で7回、関西を巡教されました。その初回の時でした。嵯峨の清凉寺(釈迦堂)を拝観し、御講話の会場となっていた東山の法然院へ向かう途中、広沢池のほとりを通りかかったおりのことです。その瞬間教祖は急に車を止められ、この地を一目見てお気に入りになられ、「いずれ京都にも地上天国を造らなければならないが、この辺がいいな」という意味のお言葉を発せられ、土地を手に入れるように指示されました。

その後、広沢池に隣接する土地と建物が売りに出され、昭和27年秋に購入の話がまとまり、教祖自ら、土地には「平安郷」、建物には「春秋庵(しゅんじゅうあん)」と命名されたのです。教祖は「おちついた雅た感じがする」と大変満足され、景観もさることながら、その歴史や文化的背景の豊かさをことのほか気に入られました。